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La hauteur chante ce qu'on parle dans la profondeur

メモとしてのブログ。ルーマニアの詩人たちに関心があります。

ロザリンド・クラウス「見るインパルス/見させるパルス」のメモ(ハル・フォスター編『視覚論』所収)

ハル・フォスター編『視覚論』を読んだ。原題は Vision and Visuality。その中におさめられているロザリンド・クラウスの論文に関するメモ。

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メショニック「隠喩の組織」(『詩のために』Pour la poésie所収)

メショニックに関するメモ。レヴィナスも重要だが、もうひとりの偉大なユダヤ思想家を見逃してはならない。

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バンジャマン・フォンダーヌ「ラップ人たちの生活の情景」Scènes de la vie des lapons

最近は、もっぱら精神分析関連の本とバンジャマン・フォンダーヌの詩を読んでいる。以下に拙訳を載せている「ラップ人たちの生活の情景」もその一つだ。この詩は「フランス語練習」と同時代の作品であり、つまり彼がフランス語で詩を書きはじめた頃のものだ。

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日本のアヴァンギャルド

1920年代の日本のアヴァンギャルドについてのメモ。日本の前衛もまた政治に接続していく。ところで、この時期、一方には詩があり、他方には「俳句」はあったのだろうか? 当時の日本における、文学ジャンルの受容について興味が出てきた。

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トリスタン・ツァラの『雲のハンカチ』Mouchoir de nuages が面白い

気分転換にトリスタン・ツァラの『雲のハンカチ』を読んだ。これはなかなか面白い演劇で、作中に注釈者が登場し各々感想を述べあったり、シェイクスピアの『ハムレット』から引用していたり、色々な思考(あるいはテクスト)が折り重ねられた作品である。

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ルフェーヴルと『哲学』誌

じつは、アンリ・ルフェーヴルに関心を持ち始めていて、というのも彼と前衛詩人との関わりが興味深いからである。たとえば、ルフェーヴルはフランスの前衛詩人であるトリスタン・ツァラに関するテクストをいくつか発表しているし、1950年代には「革命的ロマン主義」なるテクストを共に執筆しているらしい(他に、リュシアン・ゴルドマンらも参加)。

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未来派的「速度」と21世紀へのアヴァンギャルドの提案

1.速度の表現

1909年にフィガロ紙に発表されたマリネッティの「未来派創設宣言」の4項と8項では、「速度」について次のように言及されている。

4項、咆哮をあげて疾走する自動車はサモトラケのニケより美しい。
8項、我々は時代の最先端の岬にいる。時間と空間は昨日死んだ。我々は偏在する永遠の速度を創造した。

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